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スポーツ佐倉予選第二回戦 VS弥勒少年野球クラブ vol.4

4・02 18℃ 曇→晴 15:00

Vol.④「3回」

岩名第一球場




52278.jpg




3回表
フェニックスの攻撃

一人目からフォアボールだ

塁に出れた

でも
もう時はそんな僅かなラッキーでは傾いたバランスを取り戻す事は出来ない処まで来ていた。。。


それでも諦めず果敢に盗塁をし、背番号1番がこの回で1点を取り返した


その後も両者共一生懸命闘った




・・・・・・・・///





ザザザザザザーーーーーーッッッ///



5回の裏の終了と共に両選手達が本塁に整列した


「え?」
「終わり・・?」





『ありがとうございました!!』
『っした―――――ッ!!』





終わりだった。。。

コールド負けっていうやつだ。。。



呆気無かった

悔しいとか、何とかって気持ちを持たないまま幕が引かれた




この歳まで野球と言うものに一切関わりの無い生活を送ってきた者にとって
初めてコールド負けを体験する事となった


「そっか・・・」
「これがコールド負けなんだ」



グレーのコンクリートにめぐらされたフェンス下に選手達が並んでいる
さっきまで穏やかな表情で選手とコーチが温かい日差しの中で語らっていたフェンスだ

今となってはそんなフェンスも、その向こう側に立つ選手達に冷たくバリアをしている様に感じる



あ・・・
あの時何が動いたんだろう・・・

何が動いてしまったのだろう・・・



見えない何かに午前に輝いていた光を奪われてしまった
しかもこんなに呆気ない終わり方で・・・



「そうか・・」

球場向こうの森をボンヤリ瞳に映しながら何となく思った


「あの時感じた漠然としたもの・・・」
「・・・これ。。。だったんだ・・・」


勝ちに心を躍らせていた数時間前にはこんな展開は思っても居なかった
今期になって好調なだけに予想していなかったのだ





心の中で聞こえた言葉。

それは今思えば、このことを察知した警告にも似たものだったのか。。。



ちょっとのきっかけで動き始めてしまった何か。。。
最後までそれを止める事は出来なかった


このままこの先も止められないまま行ってしまうのだろうか。。。。




4月になったばかり
温かさのあった午後もまだ日暮れまでその温もりを保つほどの季節ではない
太陽の日差しを失った空気が肌に冷たくまとわり付いてくる

4月。。。


2日後の始業式を迎えれば新6年生は引退まであっと言う間だ
一回でも多く勝ちを取り、一日でも多くチームメイトとして試合をして欲しい
その為にも負けている場合ではないのだ



高い空に巣へと戻るであろう鳥達が1羽、2羽見える

「もう鳥も帰る時間か。。。」


長かったような短かったような・・・
気持ちが踊ったような沈んだような・・・
複雑な1日が過ぎようとしている


「帰ろう・・」
青いベンチからズレ落ちていた荷物を肩に掛けた

登ってきた階段へつま先を向けた




「ミラクル」

ふっと心の隅のほうから沸いてきた



今年のフェニックスはまだ始まったばかりだ


そう。。
ミラクルはこれから



この球場も夕日を迎えようとしている
3羽4羽と鳥が仲間を誘って飛んでいく


懐かしい風景を感じながらそんな光景を眺めているうちに気持ちが戻ってきた
この広い公園と晴れた空を一巡してきたのだろう


そしてその間にまるでふるいにでも掛けられたように下がった気持ちは落とされ、明るいものだけが残っていた


「負け」は負けだ
なら、負けから学べばいい

学び取った時、「負け」はただの負けではなく
「勝ち」になるのだ



「そうか。。。」

更に思う


「そうか、勝つ楽しみが増えたんだ」と





―・・・・・//


そう思った時、又見えない何かが動いた

見えない何か。。。




だが見えない何かが今、何かわかった

動き始めた見えない何か



それは―――

フェニックスの仲間と勝ち取るフェニックスの物語


いや、この際大きく思う
legend of PHOENIX




フフ・・
「少し大げさかな。。。」


いや、夢は大きいほうがいい
その方が楽しい

心の中で歯がゆくほくそ笑む
そして今度はもう少し強く心で呟いた





『legend of PHOENIX』





巣に戻った鳥達も羽を休めて明日を迎える事だろう

フェニックスも明日を迎える


「不死鳥、か。。。」




不死鳥である限り物語は終わりなく続く




フェニックス・・・
永遠の時を生きるという伝説上の鳥「不死鳥」




その物語は永遠に続く

バットとボールと
上志津フェニックスの仲間がある限り








そしてその物語は伝説になる

legend of PHOENIX






「お疲れさま-」
肩に重みを掛ける荷物を賭け直して挨拶をした

上着のファスナーをキュッと上まで引き上げゆっくりと階段に向けえたつま先を一歩踏み出した


まだ4月
今フェニックスの物語もその一歩を踏み出したばかりだ










そしてその物語はいつか伝説に―――





legend of PHOENIX





フワ。。。

心の中で又爽やかな風が吹いた






――――バットとボールと

上志津フェニックスの仲間がある限り ――――
we are the super baseball team `PHOENIX`







スポーツ佐倉予選第二回戦 VS弥勒少年野球クラブ/END/










プロフィール

kamisizu phoenix

Author:kamisizu phoenix
上志津フェニックスは上志津小学校地区及びその近隣の児童を中心とした野球が大好きな少年・少女で構成された軟式野球チームです。

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